残業月45時間超の一律指導を9月から取りやめ、過重労働の歯止めに懸念
厚生労働省が9月から、月45時間を超える残業への一律の是正指導を取りやめる方針。連合などからは過重労働を助長するという反発が出ている。
今何が起きているか
厚生労働省は2026年9月から、月45時間超の残業に対する一律の是正指導を取りやめる。企業の事情に応じた柔軟な対応に変えるという。
なぜ起きているか
働き方改革で残業上限が法律で定められたが、一律45時間の指導は現場の実態と乖離しているという指摘があった。政府は経済成長を優先し、規制緩和を進めている。
影響を受けやすい人
- 長時間労働が常態化している企業の従業員
- 非正規雇用で残業代に依存する層
- 過労死ライン近くで働く中高年サラリーマン
今後どうなりそうか
短期的には企業の残業管理が緩み、長時間労働が増える可能性がある。長期的には、労働時間の実態把握や健康管理の仕組みが個別企業任せになり、格差が広がる恐れがある。
今意識したほうがいいこと
労働時間の記録を自分でつけ、健康に異変を感じたら早めに相談する。会社の残業方針の変化にも注意を払うと良い。
社会への影響
企業は残業管理の裁量が広がる一方、労働者は自己防衛が必要になる。過重労働による健康被害や、仕事と家庭のバランスの悪化が懸念される。