円安が止まらない——1ドル159円台と日米の「口先介入」
円相場が一時1ドル159円台まで下落し、片山財務相とベッセント米財務長官が電話会談で「円の過小評価は問題」と再確認した。輸入物価の上昇が家計と企業コストにじわり波及する。
今何が起きているか
円は25日に一時159円台まで下落し、その後156円台まで戻した。片山財務相はベッセント米財務長官と電話会談し、円の過小評価は問題だと確認した。
なぜ起きているか
日米の金利差が大きく、円を売ってドルで運用する動きが続いている。米大統領が円安に懸念を示したことで、いったんは円買いが強まった。
影響を受けやすい人
- 輸入食品やエネルギーを多く使う家計
- 輸入原材料に依存する中小企業
- 海外旅行や留学を計画している人
今後どうなりそうか
当局の口先介入だけでは流れは反転しにくく、金利差が縮まなければ円安圧力は続きやすい。数ヶ月単位で輸入物価の上昇が店頭に波及する。
今意識したほうがいいこと
外貨建ての支出がある人は為替の変動幅を前提に予算を組み直す。輸入品の価格改定情報を早めに確認しておくとよい。
社会への影響
輸入依存の中小企業や外食・小売の仕入れコストが上がり、価格転嫁か我慢かの判断が迫られる。海外旅行や輸入品を諦める動きも出やすい。