PHPの重大脆弱性で官民のWebが一斉停止、金融機関への攻撃も現実化
広く使われるプログラミング言語PHPに重大な脆弱性が見つかり、札幌市やイオンなどが予防的にサイトを停止した。同じ時期に証券会社への不正アクセスも発覚し、金融機関が標的になる段階に入った可能性が指摘されている。
今何が起きているか
PHPの重大な脆弱性を受け、情報処理推進機構が速やかな対応を呼びかけ、札幌市やイオンがサイトを一時停止した。岩井コスモ証券では顧客の意図しない売買注文が成立した。
なぜ起きているか
PHPは多くのWebサイトで使われており、修正が行き渡る前に攻撃を受けるリスクがある。金融機関への攻撃は総当たり方式とされ、個人の対策だけでは防ぎにくい。
影響を受けやすい人
- ネット通販や自治体のオンライン手続きを日常的に使う人
- 証券口座やネットバンキングを利用する個人投資家
- 自社サイトをPHPで運用する中小企業の担当者
今後どうなりそうか
脆弱性対応は数週間で落ち着く可能性があるが、金融機関への攻撃は今後も続くとみられる。システムの一時停止や取引監視の強化が定着し、利用者の確認手続きが増える方向だ。
今意識したほうがいいこと
普段使うサイトが停止していないか、不審な取引通知が来ていないかを確認する。パスワードの使い回しを避け、可能なら二段階認証を設定しておく。
社会への影響
自治体や企業が予防停止を選ぶ動きが広がれば、オンライン手続きや購買の一時的な混乱が繰り返される。金融機関では本人確認や取引監視の強化が進み、利用者の手間が増える可能性がある。