iPS細胞由来心筋シート「リハート」に保険適用 1回5320万円

重い心臓病に使うiPS細胞製品「リハート」の保険適用が中医協で承認。1回5320万円と高額だが、患者負担は軽減。

今何が起きているか

中医協(中央社会保険医療協議会)は22日、iPS細胞から作った心筋シート「リハート」を公的医療保険の適用対象とすることを承認した。1回の治療費は5320万円と設定された。

なぜ起きているか

従来の治療法では十分な効果が得られない重症心不全患者への新たな選択肢として臨床試験で有効性が確認された。高額だが保険適用で患者の自己負担は3割以下になる。

影響範囲

重症心不全で移植以外に治療法がない患者。当面は限られた医療機関での実施が見込まれる。

今後どうなりそうか

保険適用により普及が進む可能性があるが、製造コストの高さや専門施設の少なさが課題。他のiPS細胞治療への波及も期待。

今意識したほうがいいこと

対象となる患者は主治医と相談し、適応条件を確認する。保険適用後も施設ごとに実施可否が異なるため、情報収集が必要。

社会への影響

再生医療の実用化と保険適用は画期的だが、高額な治療費が公的保険財政に与える影響も注視される。医療の費用対効果評価の重要性が高まる。