米国ではしか35年ぶり最多流行 ワクチン忌避が背景に
米国で今年のはしか感染者が2318人に達し、過去35年で最多。ワクチンを受けさせない保護者の増加が背景にあるとされる。
今何が起きているか
AFPの報道によると、2026年に米国で報告されたはしか感染者数は2318人に達し、過去35年で最多となった。CDC(米疾病対策センター)によれば、2025年の感染者数を既に上回っている。
なぜ起きているか
主な要因として、子どもにワクチンを接種させない保護者が増加していることが挙げられる。また、夏のW杯開催に伴うウイルスの流入も影響した可能性が指摘されている。
影響範囲
主に米国内での流行だが、国際的な旅行などを通じて他国に広がるリスクがある。はしかの感染力は極めて強く、ワクチン未接種の集団では集団感染が発生しやすい。
今後どうなりそうか
ワクチン接種率が改善しない限り、流行は継続する可能性が高い。CDCは、引き続き予防接種の重要性を呼びかけるとみられる。世界的なはしか排除目標にも影響を与えかねない。
今意識したほうがいいこと
海外旅行を計画している人は、渡航前に麻疹(はしか)のワクチン接種歴を確認し、必要な場合は接種を検討する。感染が疑われる症状があれば、医療機関に連絡してから受診する。
社会への影響
予防接種への信頼低下が公衆衛生上の脅威となっている実態を示す事例。ワクチン忌避の流れが他の感染症にも波及する可能性があり、公衆衛生政策の再考を迫る。