ANAとJAL、国内線で初のダイヤ調整へ 羽田―岡山線から
燃料高で苦境の国内線維持へ、両社が初めてダイヤ調整に乗り出す。
今何が起きているか
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)が、一部国内線で同じ時間帯に便が重複しないようダイヤを調整すると発表した。最初の対象は羽田―岡山線で、10月末からの冬ダイヤで実施される。両社がダイヤを調整するのは初めて。
なぜ起きているか
燃料費の高騰と需要低迷で国内線の収益が悪化しており、路線の維持が難しくなっている。両社が同じ時間帯に便を設定して競争しても共倒れになるため、協調して供給を調整し、路線網を維持する狙いがある。
影響範囲
羽田―岡山線の利用者には、ダイヤ変更による利便性の変化が生じる。他の路線にも調整が広がる可能性があり、国内線を利用する旅行者や出張者、地方空港の利用者に影響が及ぶ。
今後どうなりそうか
今回の調整が奏功すれば、他の路線でも同様の協調が進むとみられる。ただし、競争制限につながるとして公正取引委員会の審査や利用者からの反発が出る可能性もあり、今後の動向が注目される。
今意識したほうがいいこと
羽田―岡山線を利用する人は、10月末からのダイヤ変更を確認し、予約時に新しい時刻表を参照する。他の路線でも変更が予想されるため、航空会社の公式サイトやアプリで最新情報を確認する。
社会への影響
国内線の維持は地方の移動手段や経済活動に直結する。競争から協調への転換は、航空業界の構造変化を示すとともに、利用者の選択肢や運賃に影響を与える可能性がある。