仮釈放中の性犯罪者にGPS所持、法務省が同意者限定で実証実験へ

法務省が仮釈放中の性犯罪者を対象に、同意を得た場合のみGPS端末を携帯させる実証実験を始める。再犯防止策として有効性を検証する。

今何が起きているか

法務省は、仮釈放中の性犯罪者に対し、同意した者に限ってGPS端末を所持させる実証実験を実施すると発表した。対象者の行動把握を通じて再犯防止に役立てる狙いがある。

なぜ起きているか

性犯罪の再犯率の高さが背景にある。仮釈放中の者を継続的に監視する手段として、GPSによる位置情報の把握が有効かどうかを確かめる必要があると判断した。

影響範囲

実証実験の対象は同意した仮釈放中の性犯罪者に限られる。制度が本格導入されれば、性犯罪で服役した人の仮釈放条件や地域社会の安全確保の仕組みに影響が及ぶ可能性がある。

今後どうなりそうか

実験結果を踏まえ、法務省はGPS所持を仮釈放の標準的な条件に加えるかどうかを検討するとみられる。法制化や予算措置が必要になる場合、議論は国会に移る可能性がある。

今意識したほうがいいこと

性犯罪の再犯防止に関心がある人は、実証実験の対象条件や運用方法について法務省の発表を確認するとよい。制度の是非を判断する材料として、実験結果の公表にも注目したい。

社会への影響

GPSによる監視は、再犯防止と個人のプライバシー保護の間で新たな社会的議論を生む可能性がある。性犯罪者への処遇の在り方や、社会復帰支援との両立が問われる。