中部電力、浜岡原発の審査申請取り下げへ データ改ざん問題で
地震想定データの改ざんを受け、中部電力が浜岡3・4号機の規制審査申請を取り下げる方向で調整している。
今何が起きているか
中部電力は、浜岡原子力発電所3号機と4号機の再稼働に必要な原子力規制委員会の審査をめぐり、地震の想定に関するデータを改ざんしていた問題で、審査の申請を取り下げる方向で最終調整していることが関係者への取材で分かった。
なぜ起きているか
審査の前提となる地震想定のデータが書き換えられていたため、そのまま審査を続けても信頼性が保てないと判断した可能性がある。再稼働の前提が崩れ、審査のやり直しや説明責任が問われる状況になった。
影響範囲
静岡県を中心とする中部電力の供給エリアの利用者、浜岡原発の立地自治体、電力の安定供給や電気料金に関わる需要家に影響が及ぶ。
今後どうなりそうか
申請取り下げが正式に決まれば、再稼働の時期は大きく後退する。規制委の審査や経済産業省の対応、中部電力の社内調査と再発防止策が焦点になる。
今意識したほうがいいこと
中部電力の供給エリアの利用者は、電気料金や供給計画に関する今後の発表を確認しておきたい。データ改ざんの経緯と再発防止策の公表内容も注視する必要がある。
社会への影響
原子力発電所の審査におけるデータの信頼性が問われることで、規制制度全体への信頼に影響しやすい。再稼働をめぐる地域の合意形成にも影響が及ぶ。