関東甲信の9月上旬、日照時間が過去最小・降水量が過去最多 気象庁
関東甲信の9月上旬は日照時間が過去最小、降水量が過去最多。気象庁は今後10日程度、雨が多い状態が続くと予想している。
今何が起きているか
気象庁は、関東甲信地方の9月上旬について、日照時間が統計開始以来最小、降水量が最多になったと発表した。東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木、長野、山梨では日照時間が平年の3割以下、降水量が平年の5倍以上となった地点もある。東北南部や東海でも日照不足が記録的な水準に達した所があり、気象庁は北日本と東日本の日照不足と長雨に関する全般気象情報を出した。
なぜ起きているか
前線や湿った空気の影響で雨雲が関東甲信付近に繰り返し流れ込み、晴れる時間がほとんど確保できなかった。気象庁は、この状態が今後10日間程度続くと予想しており、台風25号の発生が見込まれることも連休中の天気を不安定にする要因として挙げられている。
影響範囲
農作物の生育不良や収穫量の減少が懸念され、稲作や野菜の産地、直売所、食品加工業者に影響が及ぶ可能性がある。洗濯物の乾燥や外出計画、レジャー施設や観光業にも影響し、長雨による地盤の緩みや河川の増水にも注意が必要だ。
今後どうなりそうか
気象庁は今後10日間程度、雨が多い状態が続くとみており、台風25号の進路次第では連休中の天気がさらに崩れる可能性がある。日照不足が長引けば、農作物の品質や出荷時期の遅れが広がるおそれがある。
今意識したほうがいいこと
気象庁の全般気象情報と地域の警報・注意報をこまめに確認し、農作物の排水対策や病害予防を早めに進めたい。外出時は雨具と余裕ある移動計画を用意し、土砂災害警戒区域や増水した河川には近づかないことが望ましい。
社会への影響
長雨と日照不足が続けば、食料供給や価格への波及が懸念され、農業支援や防災体制の負荷が高まる。気候変動に伴う極端な天候への備えが、地域社会と産業の共通課題として改めて問われる。