台風25号、関東甲信に接近 善福寺川に氾濫危険警報

大型で強い台風25号が21日に関東甲信へ接近し、東京・善福寺川では氾濫危険警報が出た。

今何が起きているか

大型で強い台風25号は21日、伊豆諸島や関東甲信にかなり接近する見込みとなった。気象庁は関東甲信と東海に線状降水帯の半日前予測情報を出し、伊豆諸島では猛烈な風、伊豆諸島と関東甲信では平年の9月1か月分を超える記録的な大雨のおそれがあるとしている。20日午後9時50分には気象庁と東京都が善福寺川にレベル4氾濫危険警報を発表し、21日午前0時14分には銚子地方気象台が千葉県の市原市、いすみ市、長南町にレベル4土砂災害危険警報を出した。

なぜ起きているか

台風25号が強い勢力を維持したまま本州南岸を進み、暖かく湿った空気が流れ込むことで大気の状態が不安定になった。線状降水帯が発生すれば同じ場所に雨が集中し、短時間で河川水位や土壌水分が上昇しやすい。善福寺川は都市部を流れる中小河川で、流域の雨水が短時間で集まりやすく、内水氾濫のリスクも高まる。

影響範囲

伊豆諸島と関東甲信の住民が直接の対象で、暴風・大雨・土砂災害・浸水の影響を受ける。鉄道の運転取り止めや空の便の欠航、道路・フェリーの乱れも見込まれ、連休中の移動を予定していた人にも及ぶ。善福寺川流域の中野区・杉並区などでは、2階への避難など浸水への備えが必要になる。

今後どうなりそうか

21日昼前から夜遅くにかけて雨風がピークを迎える見通しで、線状降水帯が発生すれば警報が追加される可能性がある。台風が通過した後も、河川の増水や土砂災害の危険はしばらく残る。自治体の避難情報や交通機関の運行情報は随時更新されるため、こまめな確認が要る。

今意識したほうがいいこと

自治体の避難指示・高齢者等避難などの区分を確認し、危険な場所にいる場合は早めに移動を検討する。停電や断水に備えて懐中電灯・モバイルバッテリー・飲料水を用意し、屋外の看板や植木鉢など飛ばされやすい物を片付けておく。鉄道や航空の運休情報を事前に確認し、不要な外出は控える。

社会への影響

線状降水帯や内水氾濫への警戒が繰り返されることで、都市部の排水能力や避難情報の伝達方法への関心が高まる。中小河川の水位監視やハザードマップの見直し、高齢者や観光客への避難支援のあり方が改めて問われる。