長雨と日照不足で葉物野菜が高騰、ハクサイは例年の2倍に

長雨と日照不足で葉物野菜の収穫量が落ち、ハクサイやキャベツの店頭価格が例年の2倍前後に上がっている。

何が起きたか

テレ朝NEWSは、ハクサイとキャベツが例年の約2倍、レタスが約2.5倍の価格になっていると報じた。日本農業新聞は異例の長雨で野菜の生産量が減り、生育の遅れも出ていると伝え、北國新聞は石川県内のスーパーでハクサイ1玉が1000円近くまで上がり、例年の2〜3倍になっていると報じた。

なぜ起きたか

長期間にわたる雨と日照不足が続いたことで、葉物野菜の光合成が進まず生育が遅れ、収穫できる量そのものが減った。市場への出荷量が落ち込む一方で需要は秋の鍋シーズンに入って増えるため、需給の緩みが価格に反映されにくい。

影響範囲

影響は全国の家計に及ぶ。とくに葉物野菜を日常的に使う家庭と、仕入れ価格の上昇を価格転嫁しにくい外食・小売の店舗で負担が大きい。産地側では出荷量の減少が収入に響く。

どうなりそうか

天候が回復し生育が進めば出荷量は戻るが、価格が平年並みに下がるまでには時間がかかるとみられる。長雨が続けば、鍋物需要のピークと高値が重なる可能性がある。

意識したほうがいいこと

買い物の際は葉物以外の野菜や冷凍・加工品も選択肢に入れ、店頭価格と産地表示を確認するとよい。外食・小売の関係者は仕入れ先の切り替えやメニュー構成の見直しを検討する余地がある。

社会への影響

食卓の定番野菜の価格上昇は家計の食費負担を直接押し上げ、食生活の内容にも影響しやすい。気候変動に伴う不安定な天候が農業生産と食品価格に与える影響を改めて示す事例となる。