JR東など7社、磁気乗車券を廃止へ 全国の改札が変わる

首都圏と周辺を走る7社が磁気乗車券を順次廃止し、ICカードとQRコード中心の改札に切り替える。

何が起きたか

JR東日本など7社が磁気乗車券を廃止する方針を固めたと報じられた。券売機で買う紙の切符や磁気式の定期券を順次減らし、ICカードやQRコードによる改札に置き換えていく計画で、対象路線や時期の詳細は各社の発表に委ねられる。

なぜ起きたか

磁気券の読み取り装置は保守部品の調達が難しくなりつつあり、改札機器の更新費用もかさむ。ICカードの利用率が定着したことで、磁気券を残す運用コストに見合う利用者が減ったことが背景にある。

影響範囲

首都圏の通勤・通学利用者、定期券を磁気式で持つ人、紙の切符を前提にした旅行者、券売機や改札機を納入する機器メーカーに影響が及ぶ。ICカードを持たない訪日客や高齢者も切符購入の方法を変える必要が出る。

どうなりそうか

各社は券売機の更新時期に合わせて磁気券を段階的に減らすとみられ、QRコード改札やスマートフォン定期の導入が広がる。完全廃止までの移行期間には、磁気券とICカードが併存する駅が続く。

意識したほうがいいこと

磁気定期券を使っている人は、ICカードへの切り替え手続きと払い戻しの条件を各社の窓口やウェブサイトで確認しておく。紙の切符を前提にした乗り継ぎや払い戻しの扱いも、利用前に調べておくとよい。

社会への影響

改札のデジタル化は鉄道の運営費を下げる一方、スマートフォンやICカードを持たない人に新たな負担を生む。誰もが同じように乗車できる仕組みをどう保つかが、今後の公共交通の課題になる。