秋田・子吉川が氾濫、レベル5特別警報 記録的大雨で由利本荘市に緊急安全確保
秋田県由利本荘市の子吉川で氾濫が発生し、気象庁と国交省がレベル5氾濫特別警報を発表。2年前の水害を経験した住民が不安な夜を過ごした。
今何が起きているか
10月21日、急速に発達した低気圧と前線の影響で秋田県内は記録的な大雨となり、由利本荘市を流れる子吉川で氾濫が発生した。気象庁と国土交通省はレベル5の氾濫特別警報を発表し、市は一部地域に緊急安全確保を発令した。NHKの映像では川沿いの道路まで水があふれる様子が確認されている。毎日新聞によると、けが人の情報は入っていない。
なぜ起きているか
日本海側に断続的に雨雲が流れ込み続けたことが直接の原因である。発達した低気圧と前線が同じ地域に長時間かかり、河川の水位が急上昇した。子吉川は2年前にも水害を起こしており、流域の地形と排水能力が今回の氾濫を深刻にした可能性がある。
影響範囲
由利本荘市の川沿い住民が直接の影響を受けた。道路の冠水により交通が寸断され、停電や断水の可能性もある。秋田県内の広い範囲で大雨が続いており、日本海側の他の地域にも警戒が必要だ。
今後どうなりそうか
気象庁は当面の大雨の継続と、台風30号が23日以降に先島諸島へ接近する見込みを示している。秋田では雨が弱まっても河川の水位が高い状態が続くため、氾濫危険情報の解除まで警戒が必要だ。
今意識したほうがいいこと
由利本荘市の住民は自治体の避難情報と気象庁の河川水位情報を確認し、夜間の移動は避ける。2年前の水害で浸水した地域では、早めの垂直避難を検討する。停電に備えて懐中電灯とモバイルバッテリーを手元に置く。
社会への影響
同じ河川で短期間に二度の氾濫が起きたことは、流域の治水対策と避難体制の実効性を問い直す材料になる。気象庁と国交省が合同で会見したことも、河川氾濫が広域災害として扱われる傾向を映している。